KG's ブログ
2018.02.11
マウスピースの旅 vol.4
楽器とは高価なものだ。
でも、マイ楽器が欲しい・・・
親にお願いして初めて手にしたアルトサックスはヤマハのスタンダード。
値段別に4ランクほどあり、下から2番目を買ってもらった。
本体を買えばマウスピースが一つ付いてくる。そのマウスピースは最もオーソドックスなもので、吹奏楽を演るにはちょうど良い。
でも私が吹いてみたいのはスクェア。
そこで、私は勝手に少しジャズ向けのモノを購入し、使っていた。
大学生になってもまた吹奏楽部に入部し、自分では吹奏楽は仮の姿とばかりに、この少しジャズ向けのマウスピースを使っていた。
仮の姿というのは、吹奏楽をやりたくて吹奏楽部に入っているのではなく、バンドをやるために日々サックスを吹ける環境を手に入れるという意味。
吹奏楽においてアルトサックスの音色といえば、丸くて太くて柔らかいサウンドが求められるのだが、私の音色といえば薄くてベェーベェーと鳴る、耳障りな音だった。
ある日の合奏中、私の前に座っているクラリネットのパートリーダーが、凄く怪訝そうな顔をして振り向かれた。
それほど、邪魔な存在だったのだ。
仮の姿というのは、吹奏楽をやりたくて吹奏楽部に入っているのではなく、バンドをやるために日々サックスを吹ける環境を手に入れるという意味。
吹奏楽においてアルトサックスの音色といえば、丸くて太くて柔らかいサウンドが求められるのだが、私の音色といえば薄くてベェーベェーと鳴る、耳障りな音だった。
ある日の合奏中、私の前に座っているクラリネットのパートリーダーが、凄く怪訝そうな顔をして振り向かれた。
それほど、邪魔な存在だったのだ。
自分の好きなミュージシャンの音に近づきたい・・・
どうすれば近づけるのだろうか?
まずはマウスピースを真似てみよう!
楽器を演る人なら恐らく誰しもが思うこと、それは好きなミュージシャンの楽器やセッティングを真似てみる・・・
ここから私の長い長いマウスピースの旅が始まったのだった。
つづく・・・