KG's ブログ

2018年04月

2018.04.30

マウスピースの旅 vol.17

マウスピースはどうやって探せば良いのだろう?

大きなサックス専門店で、多種多様のマウスピースを在庫していて、各マウスピースのオープニングの違い(マウスピースの旅 vol.7に説明あり)まで取り揃えている...
このようなお店を大阪では見たことがない。
各楽器店にもいくつか有名なマウスピースは置いているが、なかなか自分が気になっているものがあるケースは稀だろう。


となると、どうするか?


取り敢えず買ってみるしかないのだ。
様々なレビューはネットに落ちているので研究し、メーカーのホームページを参考にして絞り込んでいく...
そんな場合でも、そのメーカーの別のマウスピースを持っていたりすると、よくわかることがある。
メーカーのホームページの説明も、自分が所持している既存のマウスピースと比べて、新しく出たこれはこうゆう所が違うんですよ!などの説明があったりするからだ。

私がGottsu(ゴッツ)のHS(エイチエス)に決めたのも、同メーカーのMETALやSepia Toneを持っていたので判断がし易かった...という理由だった。


▲Gottsu HS オープニング6


このHSの音はSepia Toneより明るいが、メタル系のような派手さはない...私には、

「そうそう、こうゆう感じのを探していたんよ!」

と、紹介文を読んで「これやな!」と直感的に気に入ったマウスピースだった。
購入後に実際に吹いてみても、文句のつけようがないくらい音質、コントロールのし易さ、フラジオ(超高音)など満足のいくモノで、今、KG'sで使っている。


つづく・・・

2018.04.05

マウスピースの旅 vol.16

Gottsu(ゴッツ)というメーカーの作るマウスピースは1本1本丁寧なハンドメイド。
このメーカーがエボナイトという新素材でハードラバータイプのマウスピースを世に出した。


当然、気になる。
メタルピースでご満悦な私は、早速注文を入れた。
それが、Gottsu Sepia Toneだ。


▲Gottsu Sepia Tone



KG'sに加入した当初、私の所持するマウスピースコレクションの中で、ここで吹くならコレが一番合っていると思った。
KG'sの奏でるソウルサウンドには、芯があって柔らかい音が似合う。
このSepia Toneは、ジャズのビンテージを意識して作られたマウスピースで、とても鳴りやすく、表現しやすい素晴らしい一品。
音程も取りやすいことからアンサンブルには適していると言える。




現在、トランペット、トロンボーン、サックスで構成しているKG'sのホーン隊。
この形で機能しだしたのは私が加入してからなのだが、元々KG'sにはサックスだけしかいなかった。
その名残なのか、サックスはソロを吹く機会が多い。

3本のアンサンブルでは必要以上に目立たず調和の取れた音が求められ、(曲調にもよるが)ソロの時はシッカリと前に出る音が必要とされる。
私がKG'sで探している音はこうゆう音である。
その条件で考えるとこのGottsu Sepia Toneというマウスピースは、今一つパンチに欠けると感じていた。

昨年(2017年)、企画モノのバンド(1度だけの本番ステージのために組まれたバンド)で、オルガンを主体としたジャイブという音楽を演奏する機会があった。
ホーンは私(アルトサックス)以外にテナーサックスとバリトンサックスだった。
この時もSepia Toneを使ったが、少し物足りなさを感じていた。

例によって例の如く、私はまたマウスピース探しに出た。



つづく・・・