KG's ブログ

2018.02.11

マウスピースの旅 vol.4

楽器とは高価なものだ。
でも、マイ楽器が欲しい・・・

親にお願いして初めて手にしたアルトサックスはヤマハのスタンダード。
値段別に4ランクほどあり、下から2番目を買ってもらった。
本体を買えばマウスピースが一つ付いてくる。そのマウスピースは最もオーソドックスなもので、吹奏楽を演るにはちょうど良い。
でも私が吹いてみたいのはスクェア。
そこで、私は勝手に少しジャズ向けのモノを購入し、使っていた。

大学生になってもまた吹奏楽部に入部し、自分では吹奏楽は仮の姿とばかりに、この少しジャズ向けのマウスピースを使っていた。
仮の姿というのは、吹奏楽をやりたくて吹奏楽部に入っているのではなく、バンドをやるために日々サックスを吹ける環境を手に入れるという意味。
吹奏楽においてアルトサックスの音色といえば、丸くて太くて柔らかいサウンドが求められるのだが、私の音色といえば薄くてベェーベェーと鳴る、耳障りな音だった。
ある日の合奏中、私の前に座っているクラリネットのパートリーダーが、凄く怪訝そうな顔をして振り向かれた。
それほど、邪魔な存在だったのだ。

自分の好きなミュージシャンの音に近づきたい・・・
どうすれば近づけるのだろうか?
まずはマウスピースを真似てみよう!
楽器を演る人なら恐らく誰しもが思うこと、それは好きなミュージシャンの楽器やセッティングを真似てみる・・・


ここから私の長い長いマウスピースの旅が始まったのだった。

つづく・・・

2018.02.08

カラオケ大会に出場してきました

Voのma-koです。

私の母も歌が好きです。(母が歌好きだから私も歌っているんだと思いますが
そんな母は、私が子供の時「民謡」をやっていましたが、最近はカラオケ教室でお友達とカラオケを楽しんでいます。

2月4日に、そんな母に誘われて奈良のカラオケ大会に出場して参りました。その名も「エンドレス歌謡祭」!
その名の通りエンドレス(笑)で、朝の10時~17時まで、108名が歌うという、お弁当付きのすごい企画です。
平均年齢はどれくらいでしょうか…。私でも最年少かな?と言って頂けそうな感じです。
しかも、強者の母は、SAXの井尻さんともLINEで繋がり、直接オファー!
KG'sから2人も出演させて頂くこととなったのです (井尻さん、すみません…)

母が習っている先生は、DAMなんかのカラオケにもその先生の歌がたくさん入っているという作曲家さんで、先生の元からデビューしたお弟子さん達もゲストで出演されていました。それなりに大きな市民ホールで行われ、音響会社も入り、生徒さんや他県からの出場者の皆様が、それはそれは気持ちよさそうに歌っておられました。そして、特筆すべきはその衣装!!!手作りの衣装やステージ裏の階段を上るのも一苦労なほどのドレス!小林幸子も顔負けの力の入れっぷりです 各々、この4分間のステージに魂を込めてらっしゃいました。

「歌っていいな…。」
皆様が本当に楽しそうに歌唱される姿をみて、改めて純粋にそう思いました。
『自分が楽しむ』 → 『観ている人に楽しんでもらう』 → 『喜んでもらって自分も元気をもらう』
素敵なループですよね

そんな人生初体験のカラオケ大会で、私は高橋真梨子さんの「For you」を歌わせていただきました。
SAXにも絡んでもらって、心を込めて熱唱させていただきました
そのあと続けて井尻さんのSAXソロ。「アナと雪の女王」から「Let it go」を演奏してくださいました。(←拍手喝采)

108名中、100番目ということでお客様も少しお疲れ気味ではあったと思うのですが、演歌とは違うひと時を楽しんでいただけたようで、たくさんの拍手と温かいお声掛けに幸せな気持ちになった日曜日でした

 

ちなみにこの日の歌はこんな感じでした。

 歌謡祭での「For you」をちょっとだけ ★

「音なつか」というバンドで、珍しく日本の曲を歌うライブを3月31日にやります。
よろしければ遊びに来て下さいね

音なつか初ワンマンライブ
■ 日時:3月31日(土)
■ OPEN 16:30 / START 17:30
■ 会場:Second Rooms (セカンドルームス)
■ Chage:1,800円 (1ドリンク別)※前売料金なし

Second Rooms
〒617-0002
京都府向日市寺戸町西田中瀬3-4 FORUM東向日1(3F)
TEL:070-5666-1081
http://www.ilfmusic.com/secondrooms.html

2018.02.08

マウスピースの旅 vol.3

マジック・・・

実は当時、マジックの吹奏楽用の譜面は販売されていなかった。
我が母校の吹奏楽部は、この曲を演奏する為に自分達で書き下ろしていたのだ。
この翌年、New Sounds(吹奏楽用の譜面を販売している会社)から譜面が発売された。
それがこれだ。
この偶然は次の年に書き下ろしたスペクトラムの「サンライズ」という曲も同じだった。
余談だが、New Soundsのマジックはマリーンというフィリピンの女性ジャズシンガーが、スクェアのマジックをカバーした際のアレンジバージョンを元に作られている。
スクェアバージョンにはないストリングスやブラスをふんだんに使ったアレンジで、とてもカッコいい。
スクェアのオリジナルでは中間にチョッパーベースソロとシンセサイザーソロが入っていて、我が母校ではチョッパーベースソロ部だけはスクェアを、その他はマリーンバージョンを取り入れていた。
そのスクェアのマジックはこれだ。(かなり懐かしい映像)
ちなみに、マリーンを迎えてのマジックはこれ。(これはわりと最近)
話が長くなったが、私は無性にサックスが吹きたくなった。
スクェアというバンドが奏でる音楽、そして初めて耳にするサックスの音色・・・
私は完全に魅了され、居ても立っても居られなくなり、
「先輩、すみませんが・・・」
私は晴れて、サックスパートの一員となったのだ。

つづく・・・

2018.02.06

マウスピースの旅 vol.2

4月から新しい生活の始まった私達を歓迎すべく学校行事として「新入生歓迎会」があり、吹奏楽部はその会で演奏を披露することになっていた。
仮入部の認められた新入生(パートの確定は本入部後)は、音楽室で合奏練習をする吹奏楽部の見学が出来たので、毎日顔を出していた。

そのうち上級生とも仲良くなり、たまたま私はクラブ内で人事権を持っている先輩に気に入られた。
その方がトランペットパートだったので、
「お前、特別に(未経験やけど)トランペットに入れたるわ!」
とお墨付きをいただき、私の前途には一筋の光が見えたのであった。

トランペットと言えば花形楽器!
なんの不足がありましょう!
人数を必要とするクラリネットなどは、なんか暗そう(すみません💦当時の無知な私の偏見)だし、フルートは女性っぽいし...

そんな中、合奏されている曲の中でどうも気になるものがあった。
なんとも心地よい曲の展開、カッコ良い中間のチョッパーベースのソロ。
「これ、なんという曲ですか?」
「マジック」
「誰の曲ですか?」
「スクェア」

T-SQUARE(当時は改名前のTHE SQUARE)・・・日本を代表するインストゥルメンタルフュージョンバンド。
とてもポップなメロディーラインを重視する音楽が特徴。ボーカルはなく楽器だけで演奏する。
皆さんが知っている曲といえば、F1やパチンコ屋でよく耳にした「TRUTH」だろう。
https://youtu.be/xF33qOzEfqw

この「T-SQUARE」というバンドのフロントにサックス担当の伊東たけし氏がいる事を知るのに、時間はかからなかった。

つづく・・・

2018.02.05

マウスピースの旅 vol.1

無知とは恐ろしいものである。

吹奏楽部の入部届けの希望パート欄に「ドラム」と書いている私を見て、隣のS君が、
「そこはパーカッションって書くんやで」
と教えてくれた。
吹奏楽部におけるドラムは、パーカッションパートの中の1楽器であって、むしろ合奏においては他の打楽器を演奏する機会の方が多い事を知った。
かくゆうS君も吹奏楽部の入部届けを持っていて、希望パートはパーカッション。
さらに備考欄には中学校3年間の経験者とあった。

当時は生徒が多い時代。
私の学年だけでも660名いて、吹奏楽部在籍者約70名。
新入部員のパート分けは当然経験者優先で、未経験者は人数の少ないパートに配属される。
その時のパーカッションパートは既に満員御礼状態であったため、少しでも自分の意思が反映されるよう、希望パートを変更する事にした。
吹奏楽になじみのない私にとって知っている楽器と言えば、トランペットとクラリネットとフルートぐらいだった。

さて、どうしたものか...

つづく・・・