KG's ブログ

2018.02.16

マウスピースの旅 vol.7

Dukoff(デュコフ)は何故“じゃじゃ馬”と呼ばれているのか...



このマウスピースの音の特徴といえば、スピード感、エッジ、金属的な響き...が挙げられ、音をコントロールするのが難しいとされている。
そしてもう一つ、製品にバラツキがあるという点だ。
だから吹きこなすのが至難の業で、自分の吹き方が悪いのか製品が悪いのかがわからない...
プロの場合、同じDukoffといっても市販されているプロトタイプを使っているとは思い難い。
長い製造の歴史の中で、特注だったり、特に質の良いものだったり・・・


私はこのDukoffメタルのマウスピースを2つ(D6とD8)持っている。最初にD6を購入し、後にD8にまで触手したのだが、この6と8というのはオープニングの違いである。
オープニングとはマウスピースの先端とリードの先端の間にできる、息の通り道となる隙間のことを指し、オープニングの大きさが違うと吹奏感が大きく変わってくる。
オープニングが大きくなると、
音量が大きく、力強い音色になる。 
息の消費量が大きく、コントロールしづらい。また、疲れやすい。 
柔らかいリードと組み合わせると相性がよい。 
逆にオープニングが小さくなると、音量が小さくなる。 
息の消費量が小さく、コントロールしやすい。疲れにくい。 
硬いリードと組み合わせると相性がよい。 


私が好きなミュージシャンがD8を使っていることが多かったが、初めは少しでも吹きやすいD6から始めてみた。
ちなみにDukoffメタルのオープニングはD8より大きいものはない。
私の吹いてみたD6とD8の違いはと言うと、D6の時代が長かったせいかD8の方が音が薄くなった気がした。
これは今から考えると、もっと息を入れて吹かないと違いの良さが出なかったのかもしれないと思う。


私ごときのレベルでは、購入したDukoffの質の良し悪しは正直良く分からなかった。
このDukoffメタル、今ではすっかり吹くことはなくなってしまったが、過去一度だけバンドでCDを作成した時に1曲だけだがレコーディングに使ったことがある。
またここらあたりのことはブログで後述しようと思う。
1曲だけでもきちんとした形で残せたことは、私個人的な歴史を振り返る意味において貴重な音源である。


マニアックな話しで恐縮だが、話はつづく・・・

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